【事故防止】ドローンのバッテリーが膨張してきたら交換の合図。危険な状態なので早急に交換しよう

先日、DJIから発売されているMavicair 2をいつも通り飛ばそうとしたところ、「バッテリーの挿入エラー」で飛ばすことができませんでした。

バッテリーを確認してみると、かなり膨張した状態でとても危険な状態だったのです。

調べてみたところ、このままの状態で飛ばし続けると飛行中に電源が落ち墜落したり、バッテリーが爆発する可能性もあるとの注意記載がありました。

この時点で気づけて本当に良かったと思います。

ドローンの普及により、同じような体験をされる方も多いと思うので今回はドローンのバッテリー膨張について解説していきます。

(今回は冒頭で記述した、DJI Mavicair2のバッテリーを例に執筆していきます)

リポバッテリー

ドローンには、主にリポバッテリー(リチウムポリマーバッテリー)が多くの機種で使用されています。

DJIでは「インテリジェントフライトバッテリー」と呼んでいるバッテリーです。

リボバッテリーの特徴としては、小型で軽いのに大容量でパワフルというのが挙げられます。

バッテリーの重さがドローンの飛行の障害になりにくく、且つ容量が大きいので長時間の飛行に適しているのですね。

膨張してきたら危険な合図

左が膨張したバッテリー・右が新品のバッテリー(DJI・MavicAir2)

バッテリーの膨張は劣化のサインであり、使用リスクが高まります。

少しわかりづらいのですが、写真の左側が膨張したバッテリーです。真ん中部分が大きく膨らんでいるのがわかると思います。

左が膨張したバッテリー・右が新品のバッテリー(DJI・MavicAir2)

実物を見比べると差は歴然です。
しばらくドローンを使用している方でもしチェックしたことがなければ一度確認してみてください。

そもそもなぜ膨らむの?

リポバッテリーが膨らむ大きな原因は「過充電」と「過放電」と言われています。

過充電とは、許容電圧以上に充電してしまう事

過放電とは 、残量がほとんどない状態まで使い切ってしまう事

特に過放電には注意が必要で、リポバッテリーは「空」の状態で長時間放置されると全く充電できなくなってしまいます。

長時間使用しない時は、約40%~70%程度の充電状態で保管しましょう。

劣化したリポバッテリーは、バッテリー内の電解液が分解されるためバッテリー内にガスが発生します。

被覆が内部で発生したガスの圧力により膨らんでくるので、ガスの発生は見た目ですぐに分かります

これが、ドローンバッテリーの膨張になります。

気温の変化も大きな影響が!

リポバッテリーの保管時には直射日光を避けましょう。

夏場の車中や40℃以上になる場所での保管は過放電や性能の低下にもつながります。

沖縄でドローン撮影をしている方に聞いたところ、暑さで1年でバッテリーが膨張してしまうので、毎年変えていると言っていました。

また、反対にドローンを冬場や寒冷地で飛ばす場合は、バッテリーを専用のバッテリーヒーターや直前まで懐で温めるなどして温度管理を適切にしましょう。

飛ばす直前はバッテリーを機体に入れて電源を入れた後、モーターを始動させてその場で数分間待機させて機体が少し温まってからフライトを開始するとよいでしょう。

バッテリーの処分方法について

Youtuber「SKYtomo」さんのチャンネルより引用

膨らんだリポバッテリーは破裂・発火の恐れもあります。

これが膨らんだリポバッテリーを廃棄すべき一番の理由です。

過充電・過放電などでの発火以外に、端子間をショートしてしまったり固いもので被覆を傷つけてしまったりした場合も結果的に内部でショートを起こして破裂に至る可能性が十分あります。

膨らんだバッテリーを針で突くような真似は絶対にしないようにしましょう。

買うという行為が絶対に安全安心

今回の経験で、僕はすぐにバッテリーを買い替えました。この段階で気づけて本当に良かったと思っています。

ドローンのバッテリーは価格が高いので今まで交換に躊躇していましたが、これからは劣化に気づいたらすぐに交換しようと思います。発火や爆発、飛行中の墜落が起きて事故が起きてからでは手遅れになります。

大切な物を失わないため、安心安全のドローン飛行のためにも定期的にバッテリーの状態を確認してみましょう。