沖縄県は台風がよく通過する地域として有名ですが、人気の観光地宮古島も台風の影響を大きく受ける島です。
毎年、7月後半くらいから恒例行事のように台風が来るため、島に住む人たちは台風に慣れています。本州の人が大きいと思っている台風でも、島の人からすると弱いと感じるくらい、島の人たちは台風に慣れています。
非常に大きな台風が来た時には対策もバッチリ。各家で窓ガラスにテープを貼ったり、ネットを貼ったり様々な光景を見ることが当たり前です。
そんな中で、大きく島民を困らせるのが食料がなくなることと、台風通過後の物資供給が遅れることです。今回は台風が通過する時の宮古島の状況をお伝えします。
※撮影した写真は全て、2021年7月22日〜24日にかけて通過した、台風6号(インファ)通過時の様子です。
食料がスーパー・コンビニからなくなる
台風通過時、宮古島ではマンゴーの収穫を早める農家や、船を固定する漁業関係者、スーパーで食料品などを買いだめする市民など台風対策を急ぐ人たちの姿が各地で見られ、慣れているとはいえ不安げな表情で「大きな被害なく、無事に通過してもらいたい」と口をそろえています。
台風通過時の、ドンキホーテ宮古島店の様子がこちらです。
お店に訪れたのは台風が直撃する前日の夕方ごろ。このように食料品を中心に一気に物がなくなります。
特に無くなるのが、カップ麺や調理が不要な物で、常温で置いておいても大丈夫な食料や飲み物です。
台風となると、電気が止まったりする可能性もあるので冷蔵庫も使えなくなる可能性があります。
そのため冷凍食品や、冷蔵の食べ物は意外と残っていたりします。
しかし、冷蔵・冷凍食品は停電で電気が止まる前に食べ切ればいいので普段と比べると品薄になります。
島の人たちは、台風直前まで冷蔵・冷凍食品を食べて、台風で停電したらカップ麺や常温の食べ物や飲み物でやりくりします。
菓子パンも一気になくなります。
実は台風通過後が大変?
台風が過ぎ去り、停電も復旧。
いつもの生活が戻ると思いきや、ここからが島ならではの影響を受けます。
台風の影響で、船で仕入れている物資が届かなかったり大幅に遅れてしまうのです。
台風直前に、島のみんながスーパーやコンビニを空っぽにして、その後物資が届かないためお店に物が並ぶまでかなり時間を要します。また台風通過後は停電の心配がないので、冷蔵庫に入れられる冷蔵商品と冷凍食品が一気に売れます。
それも考えて台風前に多く物を購入しておくことが大切なのです。
食料の次に店から品薄になる物が、ティッシュやトイレットペーパーなどの生活用品です。
こちらも台風通過後に入荷が遅れるため、品薄になります。
観光客は台風前後の旅行に注意!!
ドンキホーテ以外でも、宮古島にあるスーパー「かねひで」と「マックスバリュ」にも様子を見てきましたが、ドンキホーテと同じような状態でした。もちろんコンビニからも物がなくなります。
観光客の方が、「食べるものがない」と嘆いている姿を見ることがあります。
台風前後はその点に注意をして、旅行に訪れるようにしましょう。
特に台風後に行く時は、物資の供給が遅れて1番品薄な状態が続いているので注意が必要です。
天候をしっかり見てから宮古島に訪れると安心です。
宮古島での天気の読み方は別記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。
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