「夏の沖縄は避暑地」
聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは事実です。
少し大袈裟かもしれませんが、南国で暑いイメージの沖縄の夏は本土と比べて過ごしやすいです。沖縄のほうが過ごしやすいと実感した人の中には、そのまま沖縄に移住したというケースも少なくありません。
今回は沖縄の夏について解説していきます。
2018年の記録がすごかった!
2018年、7月に埼玉県熊谷市で41.1度の猛暑を記録したというニュースが流れた時、那覇市では30.4度で、実に10度以上の気温差がありました。たまたまでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、上記にある「2018年8月、沖縄県那覇市の天気」をご覧ください。沖縄は夏でも35℃以上の猛暑日になることはほとんどないのです。
2018年8月那覇の天気はこちら
要因は?
その一番の要因は、年中吹く海風の影響です。平均風速は東京の2倍近くあり、湿度と風速を加味して計算する『体感温度』で比べてみると、那覇は東京より低いというデータが出ています。
なので、沖縄自体が涼しいということではなく、海を浴びた体感温度によって涼しく感じるということです。
一般的に風速1メートルで体感温度が1度下がると言われており、これが沖縄で過ごしているときの体感温度が低い理由です。沖縄では日陰に入って涼めば、心地よい風を感じることができるのです。
気温は高くないかもしれないけど日差しは強力
それでも沖縄が暑いと言われている理由の一つとして日差しの強さがあります。
紫外線は殺人的で本土と比べても圧倒的な差があり、本土の2~5倍の紫外線量だと言われています。
太陽が照りつける日に数時間、海で泳ぐだけで皮膚は火傷状態になります。だから沖縄の人々はあまり海で泳がない。どうしても泳ぐときは、Tシャツやラッシュガードを着用します。
本土で日焼け止めを塗らない人も沖縄に来たときは、日焼け止めを塗るようにしましょう。
宮古島や石垣島などの離島はさらに日差しが強くなるので特に注意が必要です。
後悔する前にしっかりと対策を。
まとめ
宮古島に移住経験がある僕は、沖縄の気候や夏が過ごしやすいことについて、身をもって体験しました。毎年、猛暑が更新される日本の夏。都会の人込みで暑さにウンザリしている方は、沖縄でクールダウンしてみるのはいかがでしょうか。