宮古島は日本でも屈指の星空スポットです。。
そんな星空を自分で撮影してみたいと思ったことはありませんか?
スマホの画質がよくなってきているとはいえ、星空の撮影をすることはできません。
今回の記事は、せっかくの絶景を自分で撮影してみたいと思っている方は必見です。
もちろん宮古島以外の場所で星空を撮影する時も同じ方法なので、
星空の撮影をしてみたけど中々綺麗に撮れないと悩んでいる方も参考にしてみてください。
宮古島の星空
宮古島の星空は肉眼で天の川がみえるほど綺麗です。
ほとんどの人が初めて宮古島の星空をみた時には感動するでしょう。
また、位置の関係で日本ではほとんど見ることのできない南十字星を見る事ができるスポットでもあります。
砂浜に行き波音をBGMにして満点の星空を楽しむ。
宮古島では最高の体験をすることができます。
星空の綺麗にみえる条件
星空が綺麗にみえる条件は大きく分けて2つあります。それがこちら。
・新月から前後1週間(月の明るさ)
・空気が澄んでいるか
天候も、もちろん星空撮影をする上で大切なことになります。
新月とは満月の反対のことで月明かりが全くない状態のことを指します。
星空は月明かりが邪魔すると見えづらくなります。
そのため新月の前後1週間に行くことがポイントです。
新月はだいたい月に2日程あり、毎月変化しながら訪れます。
天気予報と同時に月齢も調べてから星空撮影の日程を決めましょう。
また空気が澄んでいると星空はより一層綺麗に見ることができます。
そのため夏よりも気温が低い冬の星空の方が綺麗だと言われています。
湿度が高くジメジメしている日は諦めましょう。
天気予報が晴れで、空気が澄んでいて、新月の日。
これが星空を撮影する上で最高のコンディションになります。
準備する物
次に星空を撮影するために準備する物をご紹介していきたいと思います。
星空の撮影はGoProなどのアクションカムでも撮影することは可能ですが、
今回は一眼レフ(ミラーレス一眼レフ)で撮影することを前提にお話ししていきます。
・カメラ(一眼レフ・ミラーレス一眼レフ)+レンズ
・三脚
・レリーズ(シャッターを切るリモコン)
この3つがあれば撮影することができます。
カメラとレンズについて
当然のことながらカメラはフルサイズと呼ばれる価格の高いカメラほど、星空の写りは良くなります。
しかしながら最近のカメラの性能はとても高くなってきているため、
初心者にも手が出しやすい価格のカメラでも十分に撮ることができます。
また、星空を撮影するのに適したレンズは広角+F値が小さいレンズになります。
F値とは明るさやボケを表す数値で簡単に説明すると、
数字が低いほどボケ感が出て明るくなります。
反対に、数値が高いほどボケ感が出ずらくなり暗くなります。
そのためポートレートやボケ感を出したい写真は(F1,4~F4)くらいの値で撮影されることが多いです。
ボケ感がいらない風景写真などを撮る際は(F8~F11)くらいで撮影される方が多いと思います。
暗い夜空の中で星空を撮影するためには明るいレンズが必要になります。
そのためF1.8~F2.8くらいのレンズを用意することをオススメします。
広角レンズ×F2.8以下のレンズが用意できたら一番良いです。
三脚
三脚は安い物も売っていますが、個人的な意見として1万円以上の物を用意することをオススメします。
理由としては安定感の違いです。三脚は星空の撮影以外に日中でも様々なシーンで活躍するアイテムですが、大切なカメラを載せる物です。安い物だと倒れたりする危険が高まります。
特に星空撮影などの夜の撮影となると暗闇の中で撮影していたこともあり、あやまって三脚にぶつかってしまい倒してしまったという話も耳にします。
大切なカメラを守るためにもしっかりと調べてから三脚を選びましょう。
まずは試してみたいという方は、Amazonで販売している三脚を買って一度試してもいいでしょう。
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レリーズ・その他にあると便利な物
レリーズとはカメラのシャッターを切るリモコンになります。
三脚に固定したカメラがブレないようにするためにレリーズが必要になるのです。
有線でカメラと繋ぐタイプか、ワイヤレスタイプがあります。
レリーズに関してはシャッターが切れれば問題ないので安い物でも大丈夫です。
撮影をしよう
まずは撮影場所を探します。
ポイントとしては、
・人があまり来ない場所
・光害が少ない場所(街の灯りや車通りが少ない場所、真っ暗な場所)
こちらを意識して場所を決めましょう。
宮古島であればこちらの記事におすすめの星空スポットをまとめているのでご覧ください。
手振れ補正をOFFにしよう
次にカメラの設定をします。
まずはカメラを三脚にのせる前に、カメラの設定で手振れ補正をOFFにしましょう。
手ぶれ補正をONにしたまま三脚にセットして撮影してしまうと、手ぶれ補正機構が誤作動してブレた写真が撮れてしまう場合があるためです。
ほとんどの人が普段手振れ補正をONにしていると思うので、
忘れずにOFFにしてから撮影してください。
マニュアルモードで撮影
星空を撮影するときはMモード(マニュアルモード)で撮影します。
マニュアルで撮影する事は難しい印象を持たれがちですが、星空はカメラの設定さえわかっていれば簡単に撮影する事ができるので安心して下さい。星空の撮影に慣れていない方は、まず下記の設定をそのままカメラにセッティングして撮影を開始することをオススメします。
・絞り(F値)→開放(しようしているレンズの一番小さい数値)
・ISO(明るさ)→3200~6400
・シャッタースピード→ BULBもしくは8秒~10秒
・ホワイトバランス→[電球]や[蛍光灯:温白色]
絞りは基本的に開放で撮りましょう。
絞りを開くことでカメラにより多くの光を取り込むことができ、星がより写りやすくなります。
ISO感度は光害の度合いや月明かり、使用しているレンズなど、撮影する場所や日によって大きく変わるため正解はありません。まずはISO3200を目安に撮影し、撮影結果を見ながら最適な値を探してみましょう。数値をあげるほど明るくなり、星空の写りも多くなりますが、ISO6400を超えてしまうとノイズが気になり始めるのでそれ以下に抑えましょう。
シャッタースピードのBULBとは、
シャッターボタンを押している時間だけ露光され、
シャッターボタンを放すとシャッターが閉じる撮影の方法です。
露光されている時間が長い程撮れる写真は、明るくなります。
星空を撮影するのに適した撮影時間は8秒~長くても15秒程。
まとめるとカメラとレリーズをつなぎ、
シャッタースピードをBULBにしてシャッターを8秒~15秒開ければ良いです。
この撮影をするためには三脚が必要になるのです。
手持ちで星空撮影をすることは無謀だということを理解しておきましょう。
ホワイトバランスはAUTOでも構いません。完全に好みなので色々な色を試してみると良いと思います。[電球]や[蛍光灯:温白色]だと青みがかかって星空らしいスッキリとしたイメージを残すことができます。
その他の応用として、星を強調するために「ソフトフィルター」を使うことも有効です。
ソフトフィルターで星の光を滲ませることで、星をより大きく写すことができます。
ピントもマニュアルで
カメラの設定したら準備は完了ですが、その前にピントを星に合わせる必要があります。
夜空のような暗いシーンではオートフォーカス(AF)が合わないため、ピントはマニュアルフォーカスでで合わせます。
液晶画面をそのまま見ながら小さな星にピントを合わせるのは大変難しいので、
・MFアシスト(ピーキング)
・ピント拡大
を使い、明るい星を液晶画面で拡大しながらピントを合わせます。拡大する場所は操作ボタンで移動できるので、ピントが合っているかどうか分かりそうな明るい星を探し出しましょう。
この作業は初めは難しいかもしれないですが、慣れると簡単なのでどんどんチャレンジしてみましょう。
撮影したらチェック・設定の修正を繰り返そう
ピントを星に合わせたら、いよいよシャッターボタンを押して撮影を開始します。
しかし初めから星空撮影は上手くいきません。
撮影したら撮れたものを確認して、どの点がダメだったかをチェックしていきます。
例えば、暗い写真で星空があまり映っていないのであれば、
・シャッタースピードを少し長くしてみる
・ISO感度をあげてみる
などの対処ができます。
また撮影した星空がぼやけている場合、ピントを再度調整してみます。
このように何回か撮影の設定を調整しながら撮影していくことが、
星空を撮影していく中で大切なことになります。
プロでも初めから一発で納得する星空を撮影することはできません。
何枚も撮影してみましょう。
まとめ
昼間は美しい海を堪能して、夕方にはサンセット、そして夜は満点の星空を見に行きましょう!
きっと大切な思い出になるはずです。
何より星空撮影は楽しい!
ぜひチャレンジしてみて下さい。
今回載せていた写真は全て、こちらのカメラとレンズで撮影しています↓
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