【SONY】本当に買ってよかったEマウントレンズ6選!プロが選ぶソニーのおすすめレンズはこれだ!

カメラのレンズは買っても次に新しいものが欲しくなるし、高価な物だから安易な気持ちでは購入できないため、レンズ選びは難しい買い物の一つです。

また、撮影シーンに応じて適切なレンズを選ぶ必要があります。

今回は、ソニーが展開するEマウントレンズの中で、「プロカメラマンの僕が本当に買ってよかったおすすめレンズ」をご紹介していきます。

個人的な意見も多く含まれているので、あくまでも参考程度に見ていただければと思います。

SONYのEマウントレンズ

SONYのEマウントレンズ

ソニーが展開するミラーレス一眼カメラでは、Eマウントが採用されています。

ソニーにはAマウントと呼ばれる一眼レフ向けに開発されているレンズもありますが、ミラーレス一眼カメラに採用されているEマウントとの互換性はないため、間違って購入しないように注意しましょう。

2022年には、Aマウントのカメラは製造終了しており今後はEマウントを中心に展開されるため、ソニーのカメラを使用するならEマウントのレンズを買えば大丈夫です。

ソニーでは豊富な種類のEマウントレンズが開発されていて、カメラ選びの時にソニーを選ぶ人の中にはレンズのバリエーションの豊富さが購入のきっかけになっている方も多いのではないでしょうか。

近年では、サードパーティーレンズメーカー(tamronやsigmaなど)によるソニーEマウント対応のレンズも続々と誕生しており、比較的手が届きやすい値段でレンズが購入できるのもソニーカメラの良いところです。

それでは早速、おすすめのEマウントレンズを5本ご紹介していきます。

画質や使用感、サイズなどを総合的に評価し、実際に購入して使用してみてこれは買ってよかったと思ったレンズをピックアップしています。

FE 85mm F1.8 |ポートレートならこれ!

FE 85mm F1.8 |ポートレートならこれ!

まず初めに紹介するレンズはFE 85mm F1.8です。

・小型軽量
・綺麗な描写、ボケ
・安い (約7万円・中古価格:5万円前後)

・被写体に寄れない

僕がカメラ初心者の時からずっと愛用しているレンズです。(上記写真でもわかるように使用頻度が多いためボロボロです)

85mmという焦点距離はブライダル撮影を主に活動している僕にとっては好きな焦点距離で、一般的にはポートレート撮影に向いているレンズと呼ばれています。

価格が安いため比較的手が届きやすく、初心者の方や初めての単焦点レンズを購入検討している方におすすめです。

価格が安いため写真の写りはどうなのか気になる方も多いと思いますが、解像度、ボケ感、AFの速さ、全て良好です

Gレンズなどにも引けをとらないような比較的クセのない写りをしてくれるため、性能比からすると安すぎるのではないかと感じています。

また、「AF/MF切替スイッチ」がレンズの側部についているためとても実用的です。

「AF/MF切替スイッチ」


Eマウントレンズの中には純正、サイドパーティーから、85mmのレンズもいくつか点在しています。

写りや性能を細かくみていくとFE 85mm F1.8は確かに他のレンズに劣る部分が多くあるかもしれませんが、このレンズの大きな特徴は小型・軽量という点にあります。

重量は371g で持っていて不快に感じたことは一度もありません。おでかけなどにもカメラを持っていくときにも扱いやすい重量だと思います。

このレンズの欠点は、最短撮影距離が80cmで被写体に対して寄れないという点です。そのためテーブルフォトや狭い室内での撮影などには不向きです。

しかしコスパも考慮して、個人的には隠れGMレンズと呼んでもいいレンズだと思っています。

ZEISS Batis 2/40 CF |新時代の万能レンズ。

ZEISS Batis 2/40 CF |新時代の万能レンズ。

次にご紹介するのはカールツァイスのBatis 2/40 CFです。

・ポートレートも風景もスナップも万能に対応
・写りが最高軽い
・寄れる(ハーフマクロ)
・価格が高価 (約17万円・中古価格:12万円前後)
・40mmが好みが分かれる

機材を軽くしたいけど、写りを妥協したくない。そんな方におすすめなのがこちらのレンズ。

小型軽量ながら、非常に美しい描写をしてくれます。さらに最短撮影距離が24cmでクローズフォーカス(CF)撮影が可能なこのレンズは様々な撮影シーンに対応してくれます。器用なレンズだという印象。

AFもそこそこ早いので、問題ありません。(少しAF音がうるさい時があります)

プロの撮影現場でも使えますし、趣味で旅行やお出かけの際にカメラを持ち出す人や日常を撮影したい方(家族写真や子供などの記念撮影)に最適なレンズだと思います。

このレンズの欠点は、価格が高いところと40mmという焦点距離が好みが分かれるということです。

個人的には40mmだと少し広いと感じる撮影シーンがあり、50mmへの乗り換えも検討する時があります。ですが写りは間違いなくいいですし、万能なレンズなので手放せないレンズの一つです。

40mmが不安な方は一度レンタル等で使用して画角を確認してみてから購入されるのが良いかと思います。

レンズの形や質感も、さすがカールツァイス。最高にかっこいいです。

FE 16-35mm F2.8 GM|文句なしの広角ズームレンズ

FE 16-35mm F2.8 GM|文句なしの広角ズームレンズ

次にご紹介するのはSONY FE 16-35mm F2.8 GMです。

・写真でも動画撮影でも優秀な写り・性能
・比較的軽い
・価格が高価(約24万円・中古価格:18万円前後)
・フレアがでやすい?

完璧とは言いませんが写りや性能に関してはほとんど文句なしの、僕がEマウントレンズの中で1番好きなレンズです。

16mmという広角側から35mmという標準寄りの画角をカバーしてくれるレンズは様々なシーンで活躍してくれます。

16mmと聞くとそんなに広い画角が必要あるのかと疑問に思う方も出てくるかもしれませんが、使ってみると意外といろんなシーンで使えて楽しいです。

特に風景写真を撮りたい方には是非手にしていただきたいレンズ。また、店舗やホテルの撮影、室内で部屋の写真を撮るときにも活躍します。

レンズの重さは比較的軽く、大三元ズームレンズにしては重量を抑えてくれたという印象です。少し大きめのレンズになりますが、カメラに装着して撮影しているとその大きさはあまり気になりません。

欠点は、逆光の時に広角側でフレアが出やすいことです。表現によってはフレアが出ることは悪いことではないのですが、シーンによってはやはり邪魔になることが多いです。

価格はGMレンズなので高価です。しかしGMレンズの中でも比較的万能な部類に入るため、初めてGMレンズを購入したい方にもおすすめです。

FE 135mm F1.8 GM|このレンズにしか撮れない画がある

FE 135mm F1.8 GM|このレンズにしか撮れない画がある

次にご紹介するのはFE 135mm F1.8 GMです。

・爆速AF
・最高峰の描写力・美しいボケ
・被写体に寄れる(最短撮影距離:0.7m)
・135mmが万能ではない?
・フードをつけると大きくなる

135mmという一般的には扱いにくい焦点距離なことからあまり持っている方を見かけないレンズですが、個人的にはGMレンズの中でも最高峰のレンズなのではないかと思うほど完璧なレンズだと思っています。

とにかく解像度が素晴らしい。そして135mmf1.8で撮影するボケは一度体験すると離れることができなくなります。

しかも、AFは爆速。AFもこのレンズを使用してしまうと他のレンズが遅く感じてしまう程です。

このレンズにしか切り出せない画があり、僕はここぞというときに必殺技としてこのレンズを使用しています。

ポートレートシーンや風景撮影で扱いやすく、最短撮影距離も短いため意外と物撮りにも使えたりします。

このレンズを使用すれば単焦点レンズの良さを痛感しますし、ワンランク上の写真を撮りたい方におすすめです。確実に腕が上がったと勘違いするでしょう。

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS|望遠レンズの決定版

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS|望遠レンズの決定版

次にご紹介するのはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSです。

・最高峰の描写力・美しいボケ
・意外と万能な便利ズームレンズ
・大きい?小さい?
・GMレンズの中でも高価(約30万円・中古価格:22万円前後)

100mmから400mmまでカバーする超望遠ズームレンズ。

突筆した特徴はあまりない印象ですが、望遠端400mmの遠景描写も素晴らしい。αの定番といえる、説明不要の高画質、高速AFのレンズです。

スポーツや、飛行機、野鳥、風景撮影などを主な撮影シーンになるかと思いますが、100mm側までワイドに撮ることができるので、意外と万能なズームレンズです。

大きさは、「小さい大きい重い軽い」と賛否分かれると思います。

個人的にはこれだけの望遠レンズをよくここまでコンパクトに仕上げたなと感じているため、小さくて軽いと感じています。(比較対象が、超望遠レンズじゃなければもちろん重いと思います)

少し負担はありますが手持ち撮影も十分できる大きさで、用途が合えば素晴らしいレンズです。

Carl Zeiss PlanarT* 50mm F1.4(オールドレンズ)|空気までも写す

Carl Zeiss PlanarT* 50mm F1.4(オールドレンズ)|空気までも写す

最後にご紹介するのはCarl Zeiss PlanarT* 50mm F1.4です。

・繊細なシャープネス
・癖になるボケ
・オールドレンズの中では少し値段が高い
・個体差がある
・MFレンズ

標準レンズの帝王と称される、オールドレンズの王様的存在のCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4。

発色やシャープネスが美しく、ツァイスレンズの良さを存分に味わうことのできる標準オールドレンズです。

f1.4の開放で撮影した時のピント面に対する線の細さはとても繊細で、シャープネスは鋭いながらもどこか温かみのあるエモーショナルな印象に仕上がります。

「ツァイスレンズは空気まで写す」とよく聞くのですが実際に手にしてみるとまさにその通りで、現代のレンズにも劣らない描写力に脱帽しました。

MFフォーカスなので時々ピントを外してしまうところも味が出て良い感じになります。

カメラの楽しさを思い出させてくれる、そんなレンズです。僕はプライベートではもちろん、ブライダルの撮影シーンで使うことが多いです。

ソニーEマウントで使用する場合は、専用のマウントアダプター(コンタックス→ソニーEマウント)を装着しないと使用することができないので別途マウントアダプターの購入が必要になります。

自分に合ったレンズ選びをしよう

 自分に合ったレンズ選びをしよう

レンズを選ぶ上で性能携帯性価格など、様々な要素で迷うことがあるでしょう。

写真表現において、レンズの選択肢というのは非常に重要になり、選択肢が多いほど、自分の求める理想に近付かせることができます。

今回ご紹介したEマウントレンズ以外にも素敵なレンズはたくさんあるので、自分に合ったレンズを探してみてくださいね。

1 COMMENT

現在コメントは受け付けておりません。